浙江杭州木守西渓ホテル、3000元/日宿泊します。

建築面積：7000平方メートル

「木守」とは、わざわざ木に残した最後の果実のことで、農人が自然界の動物と分かち合い、来年の豊作を祈願するために、木守西渓ホテルの設計はまさにこれに意義があります。

木守西渓は西渓国家湿地公園の西南角龍舌口の入り口の端にあります。プロジェクトの根拠地は南から緩やかな丘の山並みを眺め、北は水網の平原に臨んで、水の径、陸路を通り、周囲の原生植物は囲まれ、典型的な湿地生態を持っています。建築士は西渓湿地の「冷、静、孤、野、幽」の自然美を設計によって来訪者に提示し、建築を媒介にして原始自然との共鳴を喚起しようとしています。

ホテルは敷地の中原にある5棟の古い建物を改造して来ました。どのように生態性の最適な方式で現代ホテルの利用需要を満たすかは建築家の直面する挑戦です。多くの現場調査を経て、建築士は小規模な介入で構造改造と総合システム配置を完成し、建築と周辺の林木、水系との関係を継続させた。

ホテルの敷地内には植物の種類が多く、柿の木が一番多く、樹齢が一番長いのは100年です。建築チームは胸の直径が10 cmを超える木に対して、一つ一つ根の標高、樹種、木の名前を記録しています。原始植生の配置に応じて、建築を改造して環境の中に編みます。

ホテルの機能の配置は土地によって適切で、入り口の1枚の琴台と柿の木は静かに水院の中央に立って、水平線で東側の視野の広い“野堂”と西側の回廊をつなぎます。

回廊は二度回収した古い板、さび鋼及び水沖面の大理石を主な材料として、デザイナーはこれを利用して「時間」の概念を空間に導入します。材料の原色と感触は風霜雪の中でゆっくりと変化し、時間の経過も空間の一石一木の中に記録されます。

レストランの三面の隣の水は、室内の設計も同様に生態優先原則に従って、板と湖の石の加工過程で発生した端材「石の皮」を回収します。階のレストランの名前は「渓隠」で、二階の雅間はそれぞれ「帰樵」、「訪渓」、「隠魚」、「菱探し」、「喜柿」と呼ばれています。これに呼応して、帰隠の趣から分かち合う楽しみのテーマになります。

全明宴会場は270°の床につくガラスを採用して、300㎡以上の室内空間は屋外の密林、芝生及び親水木プラットフォームと自然にとけ合い、ここで開催する宴会、ファッションショー、モーターショーなどの活動のために独特な林間体験を作り出します。

水路の流れは湿地の原始的な地形に基づいて設計され、陸上の旅に慣れた現代人の群れが古い水路に沿ってホテルに行くことができます。櫓を漕ぐ船のゆっくりとしたオールの波の中で西渓湿地を観察するもう一つの視点が得られます。

照明設計は月光を基礎とした照明の参考とし、人工と自然の適切な移行を実現する。

西渓湿地を散歩して、木守西渓は密林の中で隠れて、この原始的な自然の詩の意味を解釈しています。

所有者：杭州木守世業ホテル有限公司

住所：中国、浙江、杭州、西渓湿地公園

事業年：2015-2018年

建築面積：7000平方メートル